キナリモダン

【マンションリノベ事例】キッチンを中心に、穏やかな家族の時間が流れる家

公開日:2022/08/02

更新日:2024/11/22

【マンションリノベ事例】キッチンを中心に、穏やかな家族の時間が流れる家
Living Deli編集室
Living Deli編集室
LIXILリビング事業部

ドアや床、収納を開発しているLIXILリビング事業部のメンバーがお送りします。商品紹介ページには掲載していないコーディネートや組み合わせ方のコツなど、思いを込めてご紹介していきます。

プロユーザー様の個性が光る キナリモダンを使ったマンションリノベ

全国6拠点のプロユーザー様とLIXIL製品のコラボでつくりあげたマンションリノベーションの事例をLiving Deli編集室よりご紹介します。

今回ご紹介するのは、ダイニングを囲む家族団らんが目に浮かぶようなあたたかみのあるコーディネート。遊び心のある色遣いにも注目です。

※この空間に登場するアイテムリストは、ページ下部「アイテム一覧を表示」からご確認いただけます

その他5拠点を含むリノベーションコラボ企画のまとめはこちらをご参照ください

キッチンの配置をダイナミックに変更したリノベーション

築年数:20年(2022年6月時点)、専有面積:75㎡、構造:RC造

まずはリノベーション前後を比較してご紹介。
LDKの間取りが大きく変化していますね。

リノベーションで行った主な間取り変更は以下の通り。
・ キッチンを囲う壁を取り払い、アイランド型キッチンとしてダイニングの真ん中に配置
・納戸を解体して、和室を移動。それに伴い窓側をリビング空間に変更
・和室を移動したため洋室2の広さを調整して廊下を確保
・ワークスペースを2か所設ける

お子さんのいる共働きの家族の「現代の暮らし」を想定して間取りが検討されました。

開放的なキッチンから生まれる家族のコミュニケーション

キッチンはLIXIL製品。扉:ホワイトスタッコ、ワークトップ:ベーシックホワイト。ダイニングのテーブルベンチは「HARP」、チェアは「GAZELLE」(全てイストク)

リノベーション前のキッチンは壁に囲われており、“独立したスペース”という印象でした。
その壁を取り払ってキッチンの位置を変え、アイランド型として配置することで、開放的な空間に生まれ変わりました。

ダイニングテーブルはキッチンと横並びに配置。
こうすることで家事動線が短くなり、料理を作って配膳、食べ終わってから片付けまでの動きが1か所でまとまりスマートになります。

ソファは「シフトソファ」(SIEVE

キッチンから部屋全体が見渡せるので料理をしながら家族との会話も楽しむことができ、自然と協力しあう空気が生まれそうですね。

手仕事感のある漆喰仕上げがモチーフのホワイトスタッコのキッチンが、空間とよく馴染んでいます。

ナチュラルなカラーで構成する落ち着きのあるリビング空間

ダイニングから見える眺め。正面の壁2面に施したのは「エコカラットプラス」リネエのモス(LIXIL製品)

リビングにアクセントとして施したエコカラットは、リネエシリーズから落ち着きのあるグリーン系のカラーをセレクト。

エコカラットプラス」リネエの柄パターンは「/」「×」「柄なし」の3種類。カウンターは「シートカウンター」のコウノキ(全てLIXIL製品)

リネエは、ライン入り/なしのパターンを組み合わせて貼ることでオリジナリティを出せるアイテムです。

今回は大小の菱形を作るようにレイアウトされています。
照明の当たり方でほのかに浮き出るラインが、インテリアに程よいリズムを与えます。

格子は「インテリア格子」のコウノキ、カウンターは「集成カウンター」のナチュラルオーク(全てLIXIL製品)

LDKの一角にはワークスペースが設けられています。
お子さまの宿題やご夫婦の在宅ワークなどマルチに使うことができるスペースです。

カウンター横は格子にすることで、抜け感はありつつも適度な囲まれ感を得られる空間になっています。

格子の下に設けられた腰高の壁は、リノベーションで増設。
この壁があることでリビングにソファをレイアウトしやすくなりました。
ちょっとした部分ですが、家具の配置にも影響する大事な工夫ですね。

またワークスペース部分は、ピッタリサイズの家具を見つけるのが難しく、デッドスペースが生まれてしまいそうな空間。あらかじめカウンターを設けることですっきりと、スペースを余すことなく活かしました。

床材は「ラシッサ Dフロア」クルミF、ドアと引戸は「ラシッサD キナリモダン」コウノキ(全てLIXIL製品)

床や建具は穏やかで自然な木目の色柄をセレクト。
どちらも彩度が低めなので、エコカラットの色味とも相性◎ですね。

ランダムな格子デザインの引戸は、ふわっと光を通すアクリルパネルを使用したもの。
開閉の際に後ろの格子が透けて見えるのも印象的です。

窓がなくても明るい、フレキシブルに使える和室空間

畳は「アクセント畳」グレージュ、棚は「ヴィータス」一枚棚のプレシャスホワイト(全てLIXIL製品)

リノベーション前からあった和室機能は、より使いやすくアップデート。
畳スペースがあると、やはりほっと落ち着きますよね。
とはいえ、現代の暮らしの中で、しっかりとした和室は使いこなせるか少し不安という思いもあるかと思います。

こちらの和室には、置くだけで使えるタイプの畳を採用してあるので、使いたいときに置くだけ。

色味も床に馴染むものをセレクトすることで、和テイストも「ほんのり」ちょうどよく仕上がっています。

この和室には外に続く窓がありませんが、2枚の引戸がリビングの窓からの光をたっぷりと取り込み、十分な明るさを確保できています。

クローゼット両開き戸は「ラシッサD キナリモダン」ソフトモーブ。把手が付かずすっきりとしたデザイン(LIXIL製品)

空間をよく見ると天井の隅には大きな梁が。
こちらの物件はタワー型マンションの一室のため所々に大きな梁が通っています。
元納戸だったこの空間にも、大きな梁がありました。

できるだけ目立たせない工夫として、梁がちょうど部屋の隅に通るように設計されています。

アクセントクロスが印象的な洋室には独立したワークスペースを

洋室2の入口は「ラシッサS」のアルミタイプ引戸のプレシャスホワイト(LIXIL製品)

2つある洋室はアクセントクロスで個性のある空間に仕上がっています。

こちらの洋室2はテラコッタカラーをセレクト。
クルミFの床材はこのような強めのカラーとの組み合わせもしっくりくる包容力がありますね。

入口は全面透明ガラスの引戸をコーディネート。

このお部屋の広さは4畳弱とコンパクトですが、廊下と床材を揃えてひと続きにすることで、空間に広がりが出ました。

デスクは「ヴィータス」プレシャスホワイト、正面のマグネットパネルは「アクセントボード」ソフトグレー、室内窓は「デコマド」プレシャスホワイト(全てLIXIL製品)

洋室2にもワークスペースが。
夫婦どちらとも在宅ワークやお子さまがオンライン授業の方も増えているので、家に2か所ワークスペースがあると便利ですね。
ここは独立したスペースになっているので、リモート会議などに最適。会議の際は先ほどのテラコッタの壁紙がちょうど背景になるのがオシャレです。

お子さまが小さいうちは仕事中でも様子が気になるもの。

デスク正面に透明ガラスのデコマドを設置すれば、リビングの様子をすぐに確認できて安心です。
座りながらでも覗きやすいように少し低めの位置に取り付けてあるのもポイント。
開閉できる突出し窓を組み合わせているので、何かあれば声を掛けることもできます。

クローゼット折れ戸は「ラシッサD キナリモダン」ソフトグレー(LIXIL製品)

主寝室を想定した洋室1は、全体的に普遍的な落ち着く空間に仕上げています。

クロスは白で統一されていますが、さりげなく一面だけ異なるテクスチャのものになっています。

グレー基調の空間にホワイトがアクセントになる水回り

左:洗面化粧台もLIXIL製品。右:キッチンのホワイトスタッコ

水回りは全体的にグレイッシュ。
床のテクスチャはキッチンのホワイトスタッコとリンクした風合いになっています。
どこか土間のような印象も受けますね。

ユニットバスは「リノビオV」、トイレは「シャワートイレ一体型便器」(全てLIXIL製品)

トイレも洗面空間と同じ、カラーコーディネート。
収納がたっぷりあるのが嬉しいですね。

水回り空間はホワイトがアクセントになっています。

玄関空間から始まる、遊び心のある色遣い

正面にあるのは「エコカラット デザインパッケージ」のリネエ。フレームはナチュラルウッド。シューズボックスは「玄関収納」コウノキ(全てLIXIL製品)収納上のミラーは「ZERO ミラー」(TEORI)

玄関を開けてすぐ出迎えてくれるのは、アートのように楽しめる「エコカラット デザインパッケージ」。

実はこのエコカラットの配色、この物件のカラーコーディネートと一致しているんです。

右上のモスグリーンはリビングのエコカラットと同じもの。
エンジは洋室2のアクセントクロス、ベージュは床材で再現するなど、物件全体の色遣いがこのデザインパッケージを起点に考えられていました。

お家にお招きした方に話したくなるような、遊び心あるデザインですね。

この物件を手掛けたプロユーザー様のご紹介

■会社名
花菱不動産株式会社

■ご担当者様
リノベーション全般:山口 大知 さん

■会社情報
ホームページ:https://hanabishi-f.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hanabishi159/
Facebook:https://www.facebook.com/Hanabishi-realestate-319809404890315/
Twitter:https://twitter.com/hanabishi_f

ご担当された山口さん

関東1都3県で、主に中古マンションの買取・再販を行う花菱不動産。
花菱不動産の起点は「古いものを大切にしてゆく」という考え。
「豊かな気持ちになれる家造り」を心がけ、【良質なデザイン】【遊び心】【そろばん(コストパフォーマンス)】を軸に、お客様に寄り添った質の高い空間を創造しています。

3つの軸はどれも住む側に嬉しい内容ばかりですが、今回の物件にも取り入れられていた【遊び心】は、プラスαの要素ですが家への愛着が増す大事なポイントだと感じました。
(実はリビングにエコカラットプラスで描いた「菱形」も、花菱不動産と”菱”繋がりが!)

お近くの方もそうでない方も、気になる方はぜひお問合せください。

・撮影:庄野 均

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※掲載商品は実施工例のため、販売終了商品も掲載されている場合がございます

 

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