がんばらなくても叶う!子どもと楽しむ素敵なインテリア
忙しい朝、子どもが片付けなかったおもちゃを踏んでしまい激痛…。なんて経験、子育てママなら結構ありますよね。子どもの可能性を広げるおもちゃたちは、実はお部屋を雑然とさせてしまう原因にもなってしまいます。
このコラムでは、子育て中のご家庭に向けた「がんばらなくても叶う、素敵な部屋づくり」のコツをご紹介。子育て住空間コンサルタントであり、ライフオーガナイザーの今西千登瀬が子育てママやパパが抱える暮らしの悩みを解決します!私も小学生の息子を持つ子育てママです。
今回のテーマは、つい散らかってしまう「おもちゃ」の片付け方。いつもきれいに保つためのコツをご紹介します。
買い足すときは計画的に! 適切なおもちゃの量を見極める
お子さんがいる家で、なかなか部屋が片付かない!というお悩み。一番の原因はおもちゃの量です。ついつい可愛いわが子に、あれもこれもと買ってしまった結果、部屋には散らかるおもちゃたち…。
片づけやすい空間に大切なのは、空間と物の適切な関係性です。収納スペースが限られているにもかかわらず、アイテムが増えていけば片付かないのも当然ですね。
子どもが無理なく楽しく遊び、楽しくお片付けが出来るおもちゃの量を見極めてあげることが大切です。また、おもちゃを選ぶときも、1つの遊びに限定されず、様々な遊びに活用できることが重要です。
片付けしやすいよう収納の内容量は、箱の7〜8割が目安です! また、収納BOXは子どもが持ちやすい大きさ・重さかどうかも確認してあげましょう!
- 収納スペースの容量に合うおもちゃの量を保つ
- 1つの遊びに限定されず、様々な遊びに活用できるおもちゃを選ぶ
- 収納BOXに対してのおもちゃの内容量は7〜8割目安
おもちゃの居場所はわかりやすく! 収納は細かく分けすぎない
収納場所などルールを決めて子どもに話しているのに、なかなか片付けてくれない…。
私も実際にこの悩みを抱えていましたが、その原因は「細かく分けすぎた収納」にありました。片付けをしやすいように種類別に細かく分けた収納は、かえって小さな息子には難しかったようです。
収納を分けすぎず、居場所をわかりやすくしておくことで、小さな子どもでも片付け安く、探す手間も省けます。
子どもの行動に合わせた「収納導線」を考える
LIXIL施工事例より
どんなに物を捨てても片付けの根本から考えなければ、またすぐに雑然とした部屋に戻ってしまします。大切なのは子どもや自分の行動に合わせた無理のない収納導線。
例えば、家族が集まるリビング。いつもお子さんはどんな場所におもちゃを置きっぱなしにしていますか? 我が家ではソファの上がいつも散らかります。おもちゃだけでなく、ランドセルや宿題、コートなどが置きっぱなしです。
息子にとってソファは帰宅してすぐに物を置くのに丁度よい高さにあるようです。つまり、収納も同じで行動する中で無理なく置くことができる位置がベストポジションというわけ。
まずは子どもの行動パターンの分析から。各々の行動に合わせたわかりやすい収納場所の設置が大切です。
また、大きな収納スペースはリビングに用意するのがおすすめです。家族だけで過ごす時間には、その空間を開け放って出し入れしやすく、来客時には収納扉を閉めてすっきりとした空間にしましょう。
- 子どもがよく散らかす場所を把握する
- 子どもがよく散らかす場所=収納のベストポジション
- 大きな収納スペースはリビングにあると◎
声かけが大切!片付けしやすい空間は子どもと一緒に作る
「どうしていつもおもちゃを片付けてくれないの!?」と、つい語気を強めてしまう気持ちもよくわかりますが、実はそれでは逆効果。大切なのは、子どもに寄り添って声かけすることです。
「掃除機をかけたいから、お片付けしようね」とか、「お洗濯し忘れないように脱いだものは洗濯カゴに入れようね」など。なぜ片付けが必要なのかを理由と合わせて伝えてみましょう。
個人差はありますが、頭ごなしに叱るよりも変化が出やすい方法です。さらに、どうすれば片付けがしやすいか、親子で話し合いながら決めることも重要ですね。
「見せる空間」と「片付ける収納」で、すっきりと楽しいお家時間を
子どもにとっておもちゃは社会性を育むこともできる大切なアイテムです。そのおもちゃとの時間をより楽しむことを心がけましょう。
我が家ではテーブル下を「子どものギャラリー」として活用し、作ったブロックや大好きな石を飾っています。
「見せるおもちゃ」と「片付けるおもちゃ」のバランスで息子も片付けへのモチベーションがアップしたようです。
子どもも大人も、一緒に楽しく片付けるお部屋に
子どものいる家庭でおもちゃはインテリアや生活を楽しむ大切な要素です。子どもと一緒に過ごす時間をより素敵なものに。あなたなりの子どもと楽しむインテリアを見つけてみて下さいね。