皆さんはカーテンをどのように選んでいますか? カーテンは部屋の中で大きな面積を占めるので「どんなカーテンにしようかな?」と悩みますよね。
そこで今回はカーテン選びのポイントについて、インテリアコーディネーター荒井詩万がお答えします!
カーテンと窓はジャストサイズが鉄則!
ご自宅のカーテンの幅と丈は、窓のサイズにぴったり合っていますか?短かったり、長すぎたり、幅が合っていなかったりするカーテンを使っている人って実は多いのです。
「サイズが合わないけど、前に使っていたものでいいか」「測るのが面倒だし、とりあえずこれでいいか」と、そのまま何年も経っていませんか?
どんなにセンスよく小物を飾っていても、カーテンのサイズが合っていないだけで、一気に部屋が残念な印象になってしまいます。
例えば、ファッションで考えてみましょう。
サイズが小さくて、胸元がはじけそうなシャツを着ていたらどうでしょう?それが高級ブランドの服だとしても、全然おしゃれに見えませんよね。一方、ファストファッションでもジャストサイズの服を着ていると、すっきり着こなしている印象になります。
カーテンも同じです。必ずサイズを測って、窓にぴったり合ったカーテンを取り付けてください。
リビングのカーテンは、シンプルなデザインが◎
家族やお客さんが集まる場所、特にリビングダイニングは広く明るく見せたいですよね。
そのためには白やベージュ系で、柄は無地やシンプルなカーテンにするとさらっと部屋に溶け込み、部屋を広く明るく見せる効果があります。
どんなインテリアにもマッチするのも、淡い色の良いところです。カーテンを部屋に馴染ませたい場合はシンプルなものを選びましょう。
個性を演出するなら“柄入りカーテン”を!
個性的な空間にしたいなら大胆な色使いや柄ものが良いでしょう。
個性的なデザインのカーテンは、寝室や子供部屋などのプライベート空間におすすめです。リビングダイニングとは違う雰囲気を楽しめます。また、小さい窓ならまるで壁に絵画がかかっているように見せられます。
「色つきや柄ものを選ぶのが難しい!」という人も多いですよね。カーテン選びのポイントは、部屋にあるものと共通の色が入ったカーテンにすること。
例えば、ベッドカバーやラグ、小物などに”赤“が入っていたら、柄に”赤”が入ったカーテンを選びます。赤以外の色が入っていたとしても、共通の色が入っていれば派手な色でも浮きません。
寒い季節は、カーテンで防寒対策を
しんしんと冷える冬。いくら暖房で室内を温めても、その熱の半分は窓から流出するそうです。
窓にぴったりなサイズでカーテンをつけることで、外の冷気が入り込むのを防ぐ効果があります。カーテンにより、窓ガラスとカーテンの間に空気の層ができ、それが断熱材の役割を果たしてくれます。
厚地カーテンにする、ヒダをたっぷりとる、さらには裏地をつけることで、より断熱性や保温性が高まります。お気に入りのカーテンに後から取り付けできる裏地もあるので、ぜひ取り入れてみてください。
カーテンはデザイン性だけでなく機能性もあるアイテム。ぜひ、上手に取り入れてあか抜けた部屋にアップデートしましょう!
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