組み合わせて楽しめるLIXILの建材と人気家具店とのコラボレーションで彩る“私らしい”コーディネートレシピ「スタイル手帖」。
今回はスモーキーな色合いでまとめたシャビーシックな空間をご紹介。
LIXILの選べる室内ドアから「ラシッサD パレット」をセレクト。家具やインテリアのデザインはフェミニンにこだわりながら全体のトーンを下げてコーディネートしました。
▼使用したアイテム
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□室内ドア…ラシッサD パレット（ホワイトオーク）
・把手 …握り玉（ダークアンバー）
・ガラス …チェッカーガラス
□床材…ラシッサ Dフロア（スモークオークF ※現在は販売終了しています ）
□カウンター…デコカウンター ブラケットタイプ（ホワイトオーク）
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ホワイトオークとスモークオークからなる無彩色の空間
室内ドアは「ラシッサD パレット」のホワイトオーク。床材は「ラシッサ Dフロア」のスモークオークF（※現在は販売終了しています）
インテリアにおけるシャビーシックとは、古めかしくも女性らしい上品な雰囲気をもつ空間のこと。
古くから受け継がれたようなアイテムを用いて、ホワイトを基調に淡いパステルカラーなど明るい色でまとめます。
素材はつるつるとしたものよりも、使い込んで風合いが増すような自然素材でナチュラルなもの、また経年でペイントが剥がれたような味のあるものを選ぶのが特徴です。
今回、部屋のベースとなるドアと床には、どちらもオーク材をグレイッシュカラーで表現した木目柄を選びました。オー材の木目は表情豊かでナチュラル感が出やすい特徴があります。
ドア色の「ホワイトオーク」は、オーク材の木目をホワイトで仕上げた優しく繊細なカラー。ほんのり甘めな雰囲気を醸し出します。
床材に使用した「スモークオークF（※現在は販売終了しています）」はオーク材の木目をスモーキーに仕上げたもの。シャープな印象を併せ持つため、甘くなりすぎるのを抑え大人っぽく上品な印象にしてくれます。
フェミニンなデザインをシャビーな色で取り入れる
家具や小物のデザインは、あくまでフェミニンで甘さのあるものにこだわりました。
対して色遣いはスモーキーさを意識。いつまでも飽きのこない空間をつくるため、カラフルでも甘くなりすぎないようなくすんだ色合いでまとめています。
小物類にリネン調やレース、ファーなどの素材や花柄を取り入れることで、女性らしいタッチをプラス。これらを取り入れる量と配分で、ラブリーさを強調したり、すっきりナチュラル寄りにしたりと調整することができます。
ソファは「マーレ ソファ」（CRASH GATE）
ソファには丸みのある肘と少し外に開いた木製脚が可愛らしいデザインをセレクト。
ナチュラルなベージュのファブリックで、背もたれ部分のボタンがほんのりクラシカルなテイストを与えています。
ポスターはモノクロのものを。ナチュラルなモチーフをシンプルにおさめたデザインがすっきり大人びた印象です。 
曲線が美しく愛らしいフォルムは一見個性的に思えますが、落ち着きのある色味なので飽きることなく使えます。
沈み込みすぎない、しっかりとした座り心地で程よいリラックス感を得ることができます。
シャビーシックな雰囲気を高めるコツは細部へのこだわり
もちろん、部屋全体のカラーリングや壁や床の素材感は雰囲気づくりにおいて大切です。しかし、実はドアの把手をはじめとする金物類など“部屋の細部”にまでこだわることが、コーディネート完成の秘訣。
シャビーシックやアンティーク調の演出には特に有効です。
ドアの把手はレトロなフォルムの「握り玉」をセレクト。色はブラックよりも優しさがありつつ、深みと独特な艶があるカラー「ダークアンバー」を選んでいます。
キャビネットは、くすんだパステルグリーンで塗装されたものをセレクト。
所々塗装が剥がれたようなシャビ―な風合いが、今回のコンセプトにピッタリです。
アンティーク調のつまみ把手がアクセントになっていて、ドアの握り玉とも雰囲気が合います。天板部分や扉にエレガントな装飾が入っているのもポイント。
飾り棚は「デコカウンター ブラケットタイプ」ホワイトオーク。ブラケットはアーチ型のアイアンブラック
また飾り棚のブラケットを装飾的なものにすれば、小さな部材でも効果を生みます。鋳物のような質感のブラックは、甘くなりなりすぎないように引き締める役目に。
ここのブラケットはホワイトを選んでも◎。その場合はより女性的な要素が強まるでしょう。
ナチュラルでどこか懐かしい、癒しの空間で過ごすカフェタイム
ダイニングもフェミニンな要素を意識しながら、大人がくつろげるほんのり甘い空間に仕上げています。壁紙は風合いのあるベージュをセレクトしてクラシカルに。
チェアは「アネモネ チェア」（nora.）
木の自然な凹凸感があるようなざっくりとしたラフな質感も、シャビ―な雰囲気を高めてくれます。
テーブルには古材を使用した素朴なデザインをセレクト。塗り直しながら古くから受け継がれてきたような味のある佇まいです。
古材というとボーホーなどのイメージも連想されますが、さりげなく彫られた装飾がフェミニンさを演出。今回のインテリアにもしっくり馴染みました。
お気に入りのスイーツと一緒にゆったりカフェタイムを楽しみたくなるような、温もりのあるダイニング空間です。
チェアは「アネモネ チェア」（nora.）
軽やかなデザインとコンパクトなサイズ感のチェアは、背中部分や脚のフレームに膨らみを持たせたラインが可愛らしいデザイン。
色はホワイトのペイントカラー。パキッとした白をポイントで取り入れることで、トーンを抑えた部屋をパッと明るい印象にしてくれます。
シャビーなインテリアで、可愛さと大人らしさを両立
「昔から可愛いものが好き。でも、甘すぎず大人にしっくりくる感覚も大切にしたい」そんなわがままを叶えてくれるようなシャビーシックスタイルのインテリアをご紹介しました。
自分の家が一番好きな場所になるように、細部までこだわりを詰め込んで個性的で自分らしい空間づくりを楽しんでいただけると嬉しいです。
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【LIXIL 内観シミュレーション】
https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/simulation_naikan/
LIXILのHPでは、建具や床のカラーを簡単に変えてイメージを確認できるシミュレーションをご用意しています。ハンドルやガラスを変えるだけでも印象はガラッと変わります。私らしい組み合わせを見つけてみてください。
・撮影：山田健司
