ITシステムのグローバル化に向けて、組織体制から変革

デジタル

デジタル Global Infrastructure Organization Security Unit リーダー

S.H / 2020年入社 

#経験者 #グローバル #リーダー #キャリアアップ

前職で培った知識を、グローバル化に躍進するLIXILで活かす

LIXILに入社する前は、日系のグローバルカンパニーで、およそ12万人規模の従業員管理ツールやクラウドステレージといったITインフラを整備する仕事をしていました。転職のきっかけは、LIXILで働いている知り合いからの紹介でしたが、LIXILが抱えている課題を聞いた時に、自分がこれまで培ってきたスキルを最大限に活かせる環境だと感じました。 その課題とは、ITシステムのグローバル化です。LIXILは150以上の国と地域で商品・サービスを提供し、海外に多くの拠点を構えています。しかし、地域によって導入しているITシステムがバラバラなため、多くの課題がありました。たとえば、本社に勤務する従業員がドイツのグループ会社に駐在する場合。今まで日本で使っていた従業員IDをそのまま使うことができないため、駐在先のシステムで使うIDを別で作る必要があります。基幹システムの異なる会社・地域での情報のやりとりは、無駄な時間や労力が発生してしまう。だからこそ、グローバル企業として成長を目指すLIXILにとって、グループ内でITシステムを統合することが急務なのです。

システム統合のために、組織体制からメスを入れる

ITシステムのグローバル化と一言で言っても、ただ同一のシステムを全グループ会社に導入すればいいという話ではありません。まず必要となるのが、組織変革です。LIXILはこれまで企業ごとにあったIT部門をグローバルレベルで統一し、新たな組織を立ち上げました。そこで全世界からヘッドクウォーターを招集し、LIXILのITインフラに関する大きな方針を決定。現在進行形で、上層部だけでなく現場従業員の理解の獲得も進めています。 組織を改革する上で最も大変なことは、現場の理解を得ることです。会社ごとにそれぞれの方針があったのにも関わらず、いきなり方針が変わるとなると当然戸惑いますよね。そこで必要になるのが、真摯にコミュニケーションを取り続けること。まず各地域の現場でどのような業務が行われているのか、対話を通して知ることから始めました。地域によって異なる文化や価値観を理解しながら議論することは容易ではありません。しかし、そんなチャレンジングな環境だからこそ、一歩一歩前進するたびに大きなやりがいを感じることができます。これからもLIXILがやろうとしていることをきちんと理解してもらえるよう、時間をかけてでもコミュニケーションを図っていこうと思います。

変化を面白がれる人こそ、LIXILで輝ける

変化の激しい環境でも楽しむことができる人にとってLIXILは魅力的な環境だと思います。グローバル水準の組織改革に伴い、2年前からフラットな組織体制へと変化。チーム内の役職がチームリーダー1人になったため、意思決定のスピードが格段に速くなりました。また、デジタル部門ではScrumというフレームワークを採用しており、チームメンバーそれぞれのタスクをオープンに共有することで、アジャイルかつ効率的にタスクを進めることができています。 フラットな組織体制だからこそ、自分がやるべきと思ったことを積極的に発信して行動できれば、必ず能力を発揮できる。そんな環境に共感してくれる方と一緒に働きたいですね。私自身、自由に意見の言える環境だからこそ、新鮮な挑戦ができているんだと思います。LIXILのデジタル部門はまだまだ未完成な部分が多い領域なので、いまだかつてないチャレンジングな仕事に興味がある方はぜひ入社を検討してみてください。

*所属・内容等は取材当時のものです。