開発者として尊重される風土が「人」を育てる

商品開発

水栓事業部 水栓開発部 商品開発2グループ

S.S / 2013年入社 
工芸科学研究科 先端ファイブロ科学専攻

#新卒 #LIXILでの働き方

水まわり製品の「顔」を扱うという意識

私が所属する水栓事業部では、キッチン、トイレ、洗面、浴室用の水栓金具の開発および改良に取り組んでいます。私個人の業務としては、主に浴室用水栓金具の新商品開発、改良業務を担当しています。

水栓金具とは、浴室やトイレ、キッチンなどに不可欠な蛇口やシャワーヘッドを指します。浴室の水栓金具などは特にそうですが、一番人の手に触れて使用される部分ですので、私は水栓金具を商品における「顔」だと考えています。
商品企画が市場のニーズを吸い上げ分析したアイデアを元に話し合いを重ねながら、今ある技術で開発できる商品イメージを固めていきます。ある程度のイメージが固まった段階で実際に試作品を製作し、求めている性能が発揮できているか確認しながら開発を進めます。その後も問題なく量産体制がとれるかどうか、品質に問題がないかどうかをチェックし、開発した製品が実際に市場に出回るまでを見届けるのが我々の仕事です。

がむしゃらに頑張ったからこそ、初めて味わった感情

若手にも責任ある仕事を任せてくれる風土の会社なので、プレッシャーもありましたが自分なりにモノを見ながら考え、少しでも改善効果が期待できそうなアイデアはすぐに試作し進めていきました。入社したてで右も左もわからない状態でしたので、とにかく詳しい方々の意見を片っ端から聞くというスタンスで、先輩や上司はもちろん、開発部の大勢の人たちに助けていただいたのを覚えています。最終的に基準を満たすものが作れたときは喜びもひとしおで、「よく頑張った」と自分を褒めたい気持ちでした。 その後、都内で電車に乗っているときに担当商品の車内広告を偶然目にしたのですが、自分の仕事が世の中に出たのを目の当たりにしたのは生まれて初めての経験だったので、その時の感激は今なお色あせることなく心に残っています。

新入社員でも「一開発者」として尊重してもらえる社風

LIXILは新入社員にも責任のともなう業務に就くチャンスを与えてくれる会社で、会社が社員をバックアップする体制が十分に整っていると思います。意見があれば誰でも発言しやすい雰囲気があり、実際に私も開発初期の段階で発言した「この製品の開発はこう進めた方が良いのでは」という意見を真摯に受け止めてもらい、最終的な仕様に反映されたという経験があります。 水栓事業部では“新入社員”という括りではなく、“一開発者”として尊重してもらえ、それぞれが持つ意見に真剣に耳を傾け合う風土があります。また会社全体としてお互いに協力し合うことが根付いており、それはチームとして業務を進めている意識が各々にあるからこそだと思っています。

入社してから現在までずっと、開発部や工場の方にも助けていただいており、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。人に恵まれた職場で働けることの幸せを日々感じています。

*所属・内容等は取材当時のものです。