トイレの居心地を決める
壁とは

トイレをリフォームすると決めたら、便器のカタログをじっくり読み、たくさんの候補の中から見比べて、「これだ!」と思うものを選びますよね。その新しい便器が我が家に来てからのことを、少し想像してみてください。洗練されたフォルム。格段によくなった機能。汚れやにおいも気にならないクリーンさ。それなのにトイレ全体の印象は変わり映えせず、なんとなく物足りなさを感じてしまう方も多いようです。
せっかくリフォームしたのに、後からがっかりすることがないように。便器を最新にすることに加えて、トイレ空間全体のイメージも持つことが、満足度アップのポイントです。

心地よいトイレ空間の要は、
「壁」にあります。

素敵なレストランやカフェのパウダールームを思い出してみてください。高級感のあるタイルの壁。清潔な床。雰囲気のある間接照明。統一感のある調度品。上質なおもてなしを受けているかのような空間では、くつろいで過ごすことができ、気持ちよく身支度を整えられるもの。ご自宅のトイレにも同じことが言えます。単に用を足す場所としてだけでなく、居心地の良さを磨くことで、日々の暮らしのなかにゆとりと快適さが生まれます。
居心地の良さを磨くための要の1つが「壁」にあります。タイルを100年以上にわたって扱ってきたINAXは、壁の素材やテクスチャーによって空間の質が大きく変わることをよく知っています。そんなトイレの「壁」におすすめするのは内装壁機能性建材「エコカラットプラス」。土壁、石、木といった自然の素材感が人気で、抽象柄やアート柄といった豊富なデザインをラインアップ。そのどれを選んでも調湿・脱臭機能を備え、水拭き掃除もできるという才色兼備なタイルです。プラズマクラスターイオンによる鉢内除菌を備えた便器と組み合わせれば、カビや臭いの抑制も期待できて、いっそうさわやかなトイレ空間に生まれ変わります。
このエコカラットプラスを使ったトイレ空間の楽しみ方を、人気のインテリアコーディネーターMAKOさんに伺いました。「お客さまから一番多いご要望は、“おしゃれなトイレ空間にしたい”というもの。それも誰かに見せるためではなく、自分自身が満たされるために行うのが最近の傾向です。そこでポイントになるのが“壁”。トイレは広さが限られているので、リビングなどの壁を一新するより少しチャレンジできますし、壁と目線が近い分、その色柄や素材感、凹凸や肌ざわりまで感じられます。私自身、トイレ空間をプロデュースする時は、壁に表情を持たせる提案を行うことが多いんです」

心地よいトイレ空間の要は、「壁」にあります。
心地よいトイレ空間の要は、「壁」にあります。

モダンなアートを飾るように、
タイルの素材感を楽しむ。

まず最初の提案は、ごく限られた面にアートのように張ることです。「タイルの魅力は、やはりその独特の凹凸や質感、重量感にあります。モダンなアートとして、タイルを使う。そのこと自体が空間に表情を与えてくれます」とMAKOさん。
小さな面積でも存在感を放つのは、重厚感のあるタイルにこそ成せるわざ。最も視線が集まる場所に張ると、十分に目を楽しませるインパクトが生まれます。

モダンなアートを飾るように、タイルの素材感を楽しむ。
モダンなアートを飾るように、タイルの素材感を楽しむ。
モダンなアートを飾るように、タイルの素材感を楽しむ。
モダンなアートを飾るように、タイルの素材感を楽しむ。

好みのグラフィックで、
空間をリズミカルに演出。

空間に彩りを添える感覚で楽しむなら、「デザインパネルキット」もおすすめ。ポスターや絵画のように、カラフルな色柄を楽しめるエコカラットプラスです。
「グラフィックによって空間にリズムが生まれ、目を引くポイントになります。デザインを引き立てるためにも、エコカラットプラス以外では色を使い過ぎないよう注意しましょう」とMAKOさん。
スリッパやタオルなどの小物の色は控えめに。あるいはデザインパネルで使われている色と揃えてみると、空間の統一感が生まれます。

好みのグラフィックで、空間をリズミカルに演出。
好みのグラフィックで、空間をリズミカルに演出。
好みのグラフィックで、空間をリズミカルに演出。

壁面全体のテクスチャーで、
心も空気も晴れやかに。

印象を大きく変えたい場合は、「アクセント張り」です。これはより大きな面積に張るスタイル。手洗いカウンターの上から天井まで、あるいは壁1〜2面をエコカラットプラスで彩ります。
「デザインパネルキットがアートを飾る感覚なら、アクセント張りは空間を丸ごと包み込むようなイメージ。壁面を主役にできるので、もう一工夫して、間接照明をぜひ取り入れたいですね。陰影が生まれ、エコカラットプラスの装飾性や凹凸を存分に楽しめます」
アクセント張りは、どの面にどのように張るかで大きく印象が変わります。「中途半端なところで途切れてしまうと、せっかくのエコカラットプラスも見栄えが損なわれます。ぜひインテリアコーディネーターに相談することもご検討ください」

壁面全体のテクスチャーで、心も空気も晴れやかに。
壁面全体のテクスチャーで、心も空気も晴れやかに。
壁面全体のテクスチャーで、心も空気も晴れやかに。
壁面全体のテクスチャーで、心も空気も晴れやかに。

トイレでも、「好き」を
おしゃれに楽しむために。

「トイレにエコカラットプラスを使ってみたいけれど、デザインも豊富で、どれを選べばよいかわからない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな場合の選び方を、MAKOさんに教えていただきました。
「エコカラットプラスは、自分が好きな質感やデザインをベースにして選ぶと、満足感が高くなりますよ。そのためにもぜひ実物を見ることをおすすめします。凹凸や質感といったタイルの良さは、画面やカタログでは伝わりきらないもの。ショールームで見て、触って、空間を感じてください。すると、“このエコカラットプラスを使って空間づくりをしてみよう”というインスピレーションも浮かぶはずです」
そしてトイレ空間のコーディネートにおいて何より大切なのは、トイレを「ひとつの大切な部屋(空間)」と考えること。まずはSNSやインテリア写真共有サービス、INAXの事例集などを眺めて、好きな空間イメージを集めるところからはじめてみましょう。イメージが決まったら、次のステップはそれをおしゃれに表現すること。そのテクニックをMAKOさんに伺いました。
「ただ好きなものを選んだだけでは、おしゃれな空間にはなりません。空間全体に統一感を持たせつつ、生活感を抑えることがポイントです。具体的に言うと、空間イメージに合わせて小物の素材や色を揃えていくんです。トイレブラシは、インテリア製の高い陶器やステンレスの持ち手を選んでみる。タオルやスリッパの色選びも同様です。思い入れのある空間になればキレイに使いたくなりますし、キレイを保つための掃除も苦ではなくなりますよ」
なんだかワクワクしてきませんか? 最新のINAXトイレと一緒に、壁のことも考えてみる。そうすればリフォームもいっそう満足のいく仕上がりになるでしょう。毎日の安らぎの時間が、より心地よいものに生まれ変わるはずです。

トイレでも、「好き」をおしゃれに楽しむために。
トイレでも、「好き」をおしゃれに楽しむために。
トイレでも、「好き」をおしゃれに楽しむために。
エコカラットプラスを採用いただいた、LIXILメンバーズコンテストの応募作品を掲載しています。
そのため、廃番商品を使用している場合があります。

ライフスタイルの数だけ、
トイレ空間のスタイルがある。

ご家族やライフスタイルによって、居心地の良さや使いやすさは違うから。あるファミリーのトイレ空間のインテリアを、MAKOさんにプロデュースしていただきました。

collageroom
PLAN.1

“collageroom”

インテリア好きなご夫婦が、
自分たちの好きをミックス!

子どもには、「トイレも大切な部屋のひとつ」という価値観を伝えたくて。家族がそれぞれ選んだものを組み合わせ、お気に入りの空間をつくりました。カフェが好きなパパは、コンクリートとタイル壁を。ナチュラルな空間が好きなママは、木質の家具とラタン素材の間仕切りを。最近、洋服選びにもこだわりがある小学3年生の娘は、床材選びを担当しています。

  • おすすめの
    エコカラットプラス
  • レイヤーミックスECP-SET/LAY3(グレー) レイヤーミックス
    ECP-SET/LAY3
    (グレー)
    スモークウッドECP-615/SMW1(グレー) スモークウッド
    ECP-615/SMW1
    (グレー)
PLAN.2

“walldeco”

育児奮闘中の共働きのご夫婦が、
見栄えも清潔感もこだわった空間!

「時間に余裕がある方が家事担当」と決めていたはずが、子どもが産まれてからは、お互い仕事と育児で精一杯。ついつい掃除がおざなりに……。汚れが気になる場所だからこそ、掃除のしやすさを考えた物の置き場をつくりました。壁全面を棚使いにし、シンプルだけど存在感のある空間に生まれ変わりました。

walldeco
  • おすすめの
    エコカラットプラス
  • グランクォーツECP‐630/GRQ2(ベージュ) グランクォーツ
    ECP‐630/GRQ2
    (ベージュ)
    ヴァルスロックECP-315/VSR1N(ホワイト) ヴァルスロック
    ECP-315/VSR1N
    (ホワイト)
インテリアトータルプロデューサー MAKO
プロフィールMAKOインテリアトータルプロデューサー

株式会社 Laugh style 代表。インテリアコーディネート・コンサルティングをはじめ、セミナー講師、執筆、メディア出演などで幅広く活動中。SNSでも大きな支持を集め、Instagramのフォロワー数は1.2万人に上る。近年では企業とのコラボレーションで、商品や店舗のプロデュースも多く手掛けている。