究極のくつろぎを目指した
トイレデザイン

トイレにお客さまが求めている価値をカタチにする。それがINAXならではのデザインです。「あなたにとってトイレとは?」サティスGタイプのデザインもお客さまへの調査から始まりました。“気持ちをリセットする”“心が無になる”“1人になれる貴重な場所”それらの答えから導き出したのは、用を足す場所を超えた、ここに居たいと思える、くつろぎのトイレデザインです。

見た瞬間にくつろぎの
スイッチが入るフォルム。

サティスGタイプは、実際のトイレ空間での見え方を追求しています。トイレに入った時の視点で魅せる、横幅が広く、奥から手前までつながるやさしい丸いラインは、ゆっくりくつろげることを直感させる、まったく新しいデザイン。便器の後ろも丸いラインになったことで、奥の壁面に押し込んだような窮屈さもなくなり、空間にゆとりと調和をもたらします。それらはINAX独自のデザイン要素によって実現しています。

心をほどくディテールへのこだわり。

気づかれないようなディテールまで妥協なく作りこむことで、心を動かし、くつろぎの時間を生み出しています。例えば、張りのある曲面でデザインされた便フタは、端になるにつれて曲率を強めています。曲面の変化によって表現される、光だまりや陰影。その工芸品のような豊かな表情に心が無意識のうちにほどかれていくことでしょう。

他では出会えない色、
そして、マットな質感。

トイレのイメージを変えるINAXだけの色と質感「ノーブルレーベル」。陶器だからこそ出せるぬくもりと品位ある表情は、特殊な釉薬を開発し、さらに焼成温度と時間との最適なバランスを見つけ出すまで数年の歳月を要しました。それは70年を超える衛生陶器の製造技術があって実現するものです。外側はマットな表情に、鉢の内側は体調確認がしやすいようピュアホワイトに、釉薬の塗り分けをしています。それは1台1台手作業のため、1日の生産数は極わずか。豊かで自信に満ちた暮らしを求める方にふさわしいプレミアムなトイレです。

ソファを選ぶようにトイレを選ぶ。

サティスGタイプの「ノーブルレーベル」は、ブラック、トープ、グレーの個性豊かな3色。特にグレーは空間コーディネートの幅が広く、建築設計やインテリアなどの専門家からも要望された色。木目や石模様などをはじめ、さまざまな素材や色と組み合わせて、お客さまがずっと居たい空間を自在につくり出すことができ、トイレの定番色になる可能性を秘めています。リビングに置くソファの色を考えるように、トイレの色からインテリアコーディネートを広げる新しい存在です。

ゆったりと身をまかせたくなる便座。

使い心地もデザインで磨きました。従来のトイレは、便フタを開けるとひとまわり小さな便座が現れます。一方、サティスGタイプは、便座の幅を約10%拡大。さらに、数値的に大きくしただけではなく、便フタを開けたときに便座のワイドさを視覚的にも感じられる新しいデザイン設計を行っています。デザインの妙とも言える効果で、これからゆったりと座ることを受け入れてくれるように感じるはずです。

長く座っていられるカタチ。

サティスGタイプが特にこわだっているのが座り心地です。単純に便座を広くすると座面の角に体重が集中し太ももにしびれを感じやすくなります。そこでさまざまな体格や用を足すときの姿勢、さらに、スマホを見ているときの“くつろぎの前かがみ姿勢”など多様な座り方をデータ化し、3次曲面で丁寧にカタチを作りこみました。そうしてお尻や太ももへの圧迫感が少なく時間を忘れて座っていられる、新形状の便座が完成したのです。

掃除の時間まで豊かになる。

お客さまのトイレ掃除の様子を見せていただくと、しっかりと裏側まで、トイレを抱きかかえるように、時間を掛けて掃除をしていることがわかりました。サティスGタイプは、便器本体の全周に凸凹がありません。清掃シートを持って滑るように拭き取ることができます。唯一の突起部である洗浄ボタンは、人の指のカタチをもとに滑らかにつないだ形状にしているため、掃除の際にひっかかる違和感もありません。清潔さを保てること、それも、長くゆったりできるための大切な要素です。

目に入るもの、手で触れるもの
全てがくつろぎのデザイン。

美しく清潔に、使いやすく。その全てを備えているのが、サティスGタイプのくつろぎのデザイン。それは、薄くフラットなフォルムの中に、いつも使う機能だけをおおらかに配置した壁リモコンにまで貫かれています。トイレを、現代人にとって貴重なくつろぎの住空間にするために、人と空間の両方の発想でデザインを高め続けた成果です。