エコカラット×アール・ブリュットで誰もが一緒に歩める社会へ

エコカラット×アール・ブリュットで誰もが一緒に歩める社会へ

内装機能タイルのエコカラットに「アール・ブリュットデザイン」が登場しました。知的障害のあるアーティストとライセンス契約をしている株式会社ヘラルボニーとのコラボで実現した今回の製品。どんな取り組みなのでしょうか? ヘラルボニー代表の松田崇弥さんと、当社CPO ジン・モンテサーノ、タイル事業部長 木野謙の対談からご紹介します。

アール・ブリュットはアートとしてかっこいい!

そもそも「アール・ブリュット」とは、フランス語のart brut(生の芸術) を語源とし、専門的な美術教育を受けていない人が沸き上がる衝動に従って制作するアートのことをいいます。作家の中には知的障害のある方も。松田さんは「彼らの”違い”や強烈なこだわりが絵筆となり、アートに表れている。彼らだから描ける世界がある」と考えているそう。
また、「障害のある方の作品だから良い」ではなく「単純にアートとしてかっこいい」と感じてもらいたいと言います。

エコカラットでSDGsのメッセージを伝えよう

今回のコラボは、LIXILの様々な部署の従業員が、タイル名称統一100周年にあたって企画を考える中で生まれました。「インクルーシブな社会を目指すSDGsのメッセージをエコカラットで伝えたい」と、ヘラルボニーさんにご相談したのです。多様な感性を持つアーティストによって生み出されるアール・ブリュットデザインのエコカラット。そもそもタイル自体も「素材・釉薬の塗り方・焼き方などで、どれ一つとして全く同じものはできない、まさに多様性のある製品」とタイル事業部長の木野は話します。アール・ブリュットデザインのエコカラットは、ビジネスを通じて多様性の尊重を表現する、LIXILらしい商品となりました。

誰もが一緒に歩める社会へ

アーティストには、商品を販売することで得られた利益の一部をライセンスフィーとして支払われます。ジンはこう話します。「『多様性の尊重』はコーポレート・レスポンシビリティ戦略の3つの優先取り組み分野の一つ。多様性の尊重における当社の取り組みの一つひとつが社会を変える。そして事業の持続的な成長にもつながると確信している」アーティストの新しい収益を生み出し、誰もが一緒に歩める社会を目指すエコカラット。ご注目ください!

※エコカラットのアール・ブリュットにおける「障害」の表記について:
本商品においては、「障害」という言葉については多用な価値観があり、それぞれの考え方を否定する意図はないことを前提に、社会側に障壁があるというヘラルボニーの考え方に賛同し、「障害」という表記で統一しています。

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