Z世代は企業の環境活動をどう思っている?大学生とディスカッション

Z世代は企業の環境活動をどう思っている?大学生とディスカッション

2022年9月、LIXILでは現役大学生をゲストにお迎えし、「Z世代と考える 企業が取り組む環境活動について」をテーマにした社内向けのオンラインイベントを開催しました。LIXIL従業員200名がオンラインで参加した、当日のイベントの模様をご紹介します!

Z世代を代表してゲストにお迎えした入江さん
Z世代を代表してゲストにお迎えした入江さん

大学3年生の入江遥斗さんをお迎えしました

今回ゲストにお迎えしたのは、横浜国立大学3年生の入江遥斗(はると)さんです。一般社団法人アクトポートで代表を務め、NPO法人ピープルデザイン研究所の運営委員として活動するなど、SDGsに関する情報発信を積極的に行っています。ファシリテーションをお願いしたのは、一般社団法人Think the Earthの笹尾実和子さんです。LIXILの若手従業員と執行役専務の吉田を交えて、ディスカッションが盛り上がりました!

入江さん(左)とファシリテーターの笹尾さん(右)
入江さん(左)とファシリテーターの笹尾さん(右)

環境問題の自分ゴト化は「楽しい」

ディスカッションのトピックは、「環境問題を自分ゴト化するには?」ですが、Z世代やその下の世代にとっては「自分ゴト化」はとても自然なことのようです。入江さんは「子どもたちは、SDGsを『自分と社会をつなげるためのツール』として捉えている。学んだことを自分のものにする様子が楽しそう」と話します。そして、学校の先生から聞いたエピソードとして、「今の小学生は環境問題を考えることを『意識高い』なんて思っていない。教員目線で見ても、状況が変わってきているそうです」と教えてくれました。

SDGsが策定され「自分も環境問題に関わることができるんだと思った」

入江さんは、SDGsができたことで、それまでは専門家が解決するものと捉えていた環境問題に、自分も関われる「余白」があることに気付かされたそうです。さらには、「同じものが2つあるならストーリーがある方を選びたい。『この商品はLIXILの別の商品をリサイクルして生まれました』と聞いたらそちらを買う」という話も。吉田からは、「エシカル消費などの考え方が今後さらに広がると、企業が行う事業に対しても、より高い環境貢献度が期待されます。事業を通じて収益を上げていくことと、環境貢献をしていくことの両立がとても大切。LIXILは多くの人びとの毎日を支える企業だからこそ、事業活動を通じて貢献できることがあるはずだと思っています」 との対話がされました。

LIXILからは執行役専務の吉田と若手従業員2名が参加しました
LIXILからは執行役専務の吉田と若手従業員2名が参加しました

また、オンラインで視聴している従業員からも多くの質問が寄せられ、「入江さんが行っている小中学校の授業で、印象に残ったエピソードは?」の質問に対しては「今の子どもたちは、物おじせず、他人の意見も受け入れながら、いろいろなものの見方をしている。社会課題というテーマでも、ワクワクした気持ちを持って取り組んでくれている」というコメントをいただきました。質問者からは「商品企画においても、ワクワクする気持ちはとても大切。作る側がそうでないと、使っていただく側もこの製品でよかった、という気持ちにならないと思う」といったやり取りも。若い世代のリアルな感覚にLIXILの従業員も刺激を受けました。これからの社会を担う若者の声に学び、LIXILをもっともっとアップデートしていきたい! そんな思いを新たにしたオンラインイベントでした。

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