京都大学「アジア・アフリカ塾2023」で、SATOソーシャルビジネスについて講演

京都大学「アジア・アフリカ塾2023」で、SATOソーシャルビジネスについて講演

ケニアの従業員から届いた声を交えてご紹介

登壇したLIXIL CR室長の長島
登壇したLIXIL CR室長の長島

LIXILは、アフリカの26カ国(2022年6月時点)で「SATOソーシャルビジネス」を展開しています。SATOソーシャルビジネスは、簡易式トイレや手洗いソリューションを現地のニーズに合った形で展開する事業で、チャリティではなくソーシャルビジネスを通じた活動であり、現地の人びとの力でトイレの製造から設置、保守までのサイクルが回っていることが特徴です。当日は、LIXILの事業を通じた社会への貢献に関する考え方に加え、ケニアでSATOソーシャルビジネスに従事する従業員から届いた現地のリアルな最新情報や直面している課題なども交えてお話しました。

若者や女性、子どもたちの力で衛生環境を改善

アフリカ地域で展開している「学校トイレ改善プログラム(STEP)」では、学校にSATOのトイレを設置した様子

ウガンダでは、米国国際開発庁(USAID)が行う「Sons and Daughters of the Soil(SODAS)」キャンペーンと連携しています。キャンペーンで働きかけるのは、農村から都市に出て働く若者たちです。まずは、衛生的なトイレの大切さやSATOを使ったトイレの設置方法を若者たちに知ってもらいます。そして彼らが帰省するとき、実家の家族や地域の人に伝えてもらうのです。

ウガンダで米国国際開発庁(USAID)が行う「Sons and Daughters of the Soil(SODAS)」キャンペーンの様子

業界を超えたパートナーシップで課題解決へ

セミナーには、産学官から150名以上が参加し、チャットを通じて様々な質問が寄せられました。議論が特に集中したのが、啓発を通じて人々の行動を変えていくことの大切さ、そして難しさです。これはLIXILに限らず、他のご登壇者の取り組みとも共通する課題で、他の方のコメントにも共感しながらの会となりました。SATOソーシャルビジネスにとって、現地の企業やNGOをはじめとしたパートナーシップは非常に重要です。これからも産学官の様々な皆さまと連携し、衛生課題の解決に向けて取り組みを進めていきます。

SHARE

in
PageTop