みなさんは「トイレ」と聞くと何を思い浮かべますか?
台風などの災害が増えて防災意識が高まるこの時期は、断水や停電時にトイレに困った経験を振り返る方もいるかもしれません。機能面、デザイン面など様々な進化をし続ける最先端の日本のトイレを想像する方もいるかもしれません。あるいは、その一方で清潔なトイレを安心して使えない世界中の人のことを考える方もいるかもしれません。
毎日使うものであり、さまざまな側面を持つトイレ。知っていそうで知らないことがまだまだたくさんあります。そんなトイレについての知識を深めていただくために、日本トイレ協会編集による「進化するトイレシリーズ」として、「災害とトイレ」「快適なトイレ」「SDGsとトイレ」の全3巻が柏書房より発売されました。さまざまな専門分野を持つ著者が寄稿し、LIXILからも複数名が執筆に参加しました。ぜひお手に取ってみてください。
1.SDGsとトイレ~地球にやさしく、誰もが使えるために~
トイレから世界を眺めてみたら、SDGsがぐっと身近になってきた!人権や環境との深いかかわりが浮かび上がり、トイレの未来形が見えてくる!
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【LIXIL執筆箇所】
コーポレート・レスポンシビリティ室 室長/長島
第2章 安全な水とトイレ-トイレなき世界をかえよう
4.日本の技術、ノウハウを活かせ!
(1)トイレのノウハウで「豊かで快適な住まいの実現」へ
設備プロジェクト営業部 スペースプランニングG/日野
第3章 誰一人取り残さない日本のトイレ
4.性的マイノリティとトイレ
(1)トイレの課題を理解するための基礎知識
(3)性自認に関わらず、利用しやすいトイレを考える
2.災害とトイレ~緊急事態に備えた対応~
災害大国に暮らすうえで知っておきたい緊急時のトイレ問題、第一線でのリアルな経験から得られた生きた教訓をあますところなく紹介!
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3.快適なトイレ~便利・清潔・安心して滞在できる空間
公共トイレの快適化は、この35年で一挙に全国に広がった!日本のトイレ環境改善の舞台裏から見えてきた、これからのトイレの形!
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【LIXIL執筆箇所】
トイレ空間事業部 担当部長/中村
2章 快適さへの歴史と技術の進化
5.トイレの設備環境
(2)機器と備品
日本トイレ協会とは
1985年にトイレ問題に関心を持つ官民の有志により発足し、2016年に一般社団法人に。①トイレ文化の創出、②快適なトイレ環境の創造、③トイレに関する社会的な課題の改善、に大きく寄与してきました。会員相互に研鑽を積み重ね、関係各方面の協力を得ながら、主に全国トイレシンポジウムや各種講演会を通じて、最も進んだトイレ文化の華を日本に咲かせるとともに、世界への情報発信に努めています。
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