住まいは、木材やプラスチック、アルミなど様々な素材を使っています。リサイクル材や国産木材など資源循環に配慮した素材を選ぶことで、限られた地球の資源を大切に守り、また廃棄物も減らせる住まいに。資源循環につながる製品やLIXILの取り組みをご紹介します。
LIXILの国内工場では、窓やエクステリアなどの商品にアルミリサイクル材を使用しています。アルミ新地金は製造工程で大量の電力や水を使うため、市中アルミ資材を再利用することにより、再利用しない場合に比べ年間約34万トンのCO2排出量削減に貢献。また、製造工程で発生する木粉や木くずは、人工木材デッキなどの材料や燃料、堆肥原料、牛舎の敷わらなどに活用し、廃棄物を削減しています。
名張工場では、製造工程で発生し廃棄処理していた木くずを有効利用するため、バイオマス事業者認定を取得。木材サプライヤーに対して、合法的に伐採された木材であることを認証する団体への加盟を働きかけた結果、木くずをバイオマス燃料として売却することを実現し、木くず廃棄物を大幅に削減しています。
製品の生産過程では、木くず、廃プラスチック、ガラスくず、陶磁器くずなど、様々な廃棄物が発生します。LIXILは、国内の事業所から出る廃棄物などを、新たな資源として活用する取り組みを推進。日本国内では、廃棄物等の再資源化率を95%以上とする目標を掲げ、約97%の再資源化率を実現しています。
住まいは、メンテナンスしながら大切に使い、さらにアップグレードで進化させることで、長く快適に暮らし続けることができます。住まいからの廃棄物を減らし、地球の未来を守ることにもつながります。
LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティ戦略における3つの優先取り組み分野「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」を中心に、事業全体を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する取り組みを推進しています。