設計から納品まで一貫して携われるから、人一倍大きな達成感を得られる

生産技術

加工技術部 設備4課

M.H / 2020年入社 
機械工学科

#新卒 #高専

高専で学んだ知識を、仕事に遺憾なく発揮できる

LIXILへの入社の決め手は、生活に身近な製品づくりに携われることでした。玄関のドアや浴室などは自分の生活圏内で目にする機会が多い製品なので、日常的にやりがいを感じやすいと思ったからです。また、高専で培った経験や機械工学の知識が活かせることも、入社を後押ししました。インターンシップで加工技術部の作業場を見学し、自分が入社したらどんな業務に携わる可能性があるのか丁寧に説明を受けたこともあって、これまでの経験を活かすことができそうだと感じましたね。 とはいえ、入社前は自分が会社の期待に応えることができるのか、不安が大きかったことも事実です。しかし、入社後の研修に参加してみると高専で学んだ内容も多く、それ以外のこともしっかりと教えてくれるので、ホッとしたのを覚えています。実際の業務でも、CADをはじめ高専時代に触れていたツールを使うことも多く、専門知識を活かしながら働くことができています。

設計から納品まで1人で担当するからこその成長実感

私たち加工技術部の仕事は、LIXILの生産工場における製品づくりに必要な設備や装置をつくることです。私の所属する工場は主に玄関サッシを製造しているため、サッシに穴を開ける設備や樹脂部品を加工する設備などを開発しています。当部署は基本的に1人の従業員が1つの設備・装置を設計から納品まで一貫して担当します。

特に設計は最初の作業であり、設備づくりにおいて最も重要なパート。サイズや材料、コスト、安全性などあらゆる側面を考慮する必要があるからです。設計後、自分で必要な材料や部品を購入し、設計通りに組み立て、専用アプリを使って工場の要望を叶える動作を組み込んだソフトを作成。最後に工場に動作を確認してもらい、ようやく納品となります。
先輩のサポートはもちろんありますが、一から十まで1人で設備・装置をつくるため、とても責任の大きな仕事です。しかし、自分の設計した設備が完成するたびに大きな達成感と自分の成長を感じられます。それこそがこの仕事の醍醐味だと思います。

全て1人でやるからこそ、一つひとつの作業を丁寧に

今後の目標は、さまざまな設備製作の経験を積みながら、担当できる業務の範囲やレベルを上げていくことです。設計、組み立て、ソフトウェア製作まで、必要な知識や技術が異なるパートを全て1人で担当するため、覚える業務の内容も幅広いことがこの仕事の特徴。だからこそ、全パートのクオリティを上げ、LIXILの高品質な製品づくりに貢献したいと考えています。 そのために、各パートで注意することは必ずメモを取るようにしています。1つの設備が出来上がるまでにかかる期間はおよそ3~4ヶ月。そのため、ある設計作業で生まれた反省点を次に活かそうと思っても、次に設計作業ができるのも3~4ヶ月後になってしまいます。だからこそ、後から見返せるように、仕事中に学んだことや反省点は記録に残していくことが大切だと思っています。

加えて、オートメーション化やAI化など、最新技術に触れる機会がもっと増えてくると予想できるので、そういった新しい技術や知識にもアンテナを高く張って吸収していきたいですね。

*所属・内容等は取材当時のものです。