幼い頃から憧れた住宅業界で、お客さまのために挑戦し続ける

生産技術

一関工場 押出課 強化木押出

K.O / 2021年入社 
物質化学工学専攻

#新卒 #高専

憧れ続けた住宅の仕事に、巡り巡って出会うことができた

幼少期から住宅をリフォームするテレビ番組が大好きで、子どもながらに将来は住宅関連の仕事に携わりたいという思いがありました。高専では専攻科まで化学工学について学び、就職活動は研究してきたことが活かせる企業を中心に探していました。製薬会社や食品メーカーなどが多い中で、LIXILの会社説明会に参加した際、ずっと憧れていた住宅業界でも化学工学を活かせることにとてもワクワクしました。 さらに、住んでいる家がLIXILの製品を多く使っていることが分かり、とても身近に感じたことも入社の大きな決め手でした。これまで家の窓が結露しないことは当たり前だと思っていたけど、そこには様々な技術や知恵が詰め込まれている。自分の生み出した製品が、こんなふうに人々の生活に自然に溶け込めたら、技術者としてこんなに魅力的な仕事はないと思いました。やっぱり自分は、住宅関連の仕事がしたい。その思いに立ち返り、入社を決めました。

あらゆる知識を吸収しながら、金型設計の定量化に挑む

現在は人工木ウッドデッキを製造するために必要な、樹脂を流し込む金型の修正業務に携わっています。生産過程で変形してしまった金型に対して不具合を特定し、検証した上で加工して、不良品をつくらない金型をつくることが使命です。 目標としては、金型修正を定量化すること。樹脂製品の金型修正は職人技に近い領域で、個人の固有技術や経験に依存するところが大きいです。しかし「ここを何ミリ削れば樹脂の流れをこれくらい変えることができる」というように形式知化できれば、誰が作業してもクオリティの均一化された金型をつくることができます。それが生産上のロス削減にもつながり、結果的にお客様のメリットに繋がる。そのために、まずは金型に関することはなんでも吸収しようという思いで、先輩や上司や現場の方々から色々なことを教わりながら、日々奮闘しています。

挑戦を続けることで自ら未来を切り拓いていく

日々の仕事の中で大切にしていることは、とにかくまずはやってみること。現在の業務は高専で学んだことと直接的な関係があるわけではありません。CADなどのソフトにも触れてこなかった私にとって、あらゆることが初めての挑戦です。配属当初は不安もありましたが、前向きに「なんでもチャレンジしよう」という思いで取り組んできた結果、現在は後輩に指導できるようになりました。 知らない分野や未経験の領域をどんどん吸収していくことで、視野が広がり選択肢が増えていく。日々色々なことに挑戦し続けることで、やがて高専で学んだことを活かせる場面が必ず訪れると思っています。例えば、金型だけでなく原料の知識も身につけていけば、化学工学が業務に役立つシーンも出てくるでしょう。

そしてやがては、自分が携わった製品を世界中に広め、人々が「家に帰りたい」と思える空間をたくさんつくっていきたいですね。

*所属・内容等は取材当時のものです。