自然環境の保全

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人びとの豊かで快適な住まいと暮らしの実現を目指すLIXILの事業活動は、地球上のさまざまな自然の恵みによって支えられています。
LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティ戦略の一つに「水の保全と環境保護」を掲げ、環境配慮型商品の開発や事業所での省エネルギーの推進や廃棄物の削減など、全ての事業プロセスにおいて環境負荷の低減に努めています。また、地球環境に配慮した生活スタイルを提案することで、お客さまをはじめ、自治体や子どもたち、そして従業員とともに環境問題について考え、行動しています。

地球環境に配慮した暮らしの提案

暮らしに関わる様々な製品をつくるLIXILは、地球にも人にもやさしい生活スタイルを提案する活動を通じて、環境や社会問題について考え、環境と調和した暮らしの実現に貢献する取り組みを実施しています。

THINK HEAT〜考えようヒトと地球にやさしい温度〜

近年、地球温暖化の影響で熱中症被害が増加する中、住まいの「省エネ」と「健康・快適」な暮らしの両立を実現するため、LIXILは「室内温度」に着目した取り組み「THINK HEAT〜考えようヒトと地球にやさしい温度〜」を実施しています。地域社会やお客さまなど幅広いステークホルダーとともに、熱中症やヒートショックを起こす一因である室内温度と、家庭のエネルギー消費の約28%を占める冷暖房の効率の重要性について考えるさまざまな活動を続けています。

自治体との協働プロジェクトとして進めている「クールdeピースPROJECT」では、暑さ対策日本一を掲げる埼玉県熊谷市や、熊本地震の被災地である熊本県西原村と連携し、熱中症を予防するためのさまざまな啓発活動に取り組んできました。今後、より多くの自治体と協力していく予定ですが、2020年度は新型コロナウイルスの影響で、熊谷市などで予定していたイベントは全て中止となりました。

他方、コロナ禍で求められる“換気”と夏の暑さ対策の課題を抱えていた静岡県富士市立岩松北小学校から相談が寄せられ、富士市・小学校・LIXILの3者が協力して、教室内温熱環境の改善に向けた共同検証実験を実施しました。約3カ月にわたる実験では、4年生3教室に外付け日よけ「スタイルシェード」を設置し、子どもたちが設置前と後の温度や暑さ指数、明るさなどを測定しながら、室内への風の通し方や遮熱の工夫などを学びました。

教室の環境を毎日測定する様子

教室の環境を毎日測定する様子

実験前、子どもたちは「まぶしい」「暑い」「カーテンがひらひらして集中できない」などの課題をあげていましたが、実験を通して教室の温熱環境が改善され、落ち着いた環境で学べるようになったと話す児童もいました。宮川貴志校長は、「シェードをつけていただいただけでなく、常に相談しながら進めることができ、より実践的な環境教育につながった」と評価しています。また、富士市は2020年7月に、政府の「SDGs未来都市」に選定され、環境教育をさらに充実させていく目標を立てています。富士市役所環境部の大畠美奈さんは「今回の岩松北小学校との連携を参考に、他の小・中学校にも広げたい」と語ってくれました。

測定結果の掲示

測定結果の掲示

オンラインでの学校との相談や共有の様子

オンラインでの学校との相談や共有の様子

オリジナルの教材を活用した出前授業またLIXILでは、未来を担う子どもたちが「ヒトと地球にやさしい温度」について考えるきっかけとして、「健康と環境によい住まい方」をテーマに「出前授業」を実施しています。

THINK HEATの活動は、「クールdeピースPROJECT」をはじめとする取り組みが評価され、「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞しました。

令和2年度 気候変動アクション環境大臣賞

「THINK HEAT〜考えよう人と地球にやさしい温度」の詳細はこちら >

プラスチック削減活動

加工性に優れ大量生産が可能なプラスチックは、私たちの暮らしに必要不可欠な素材です。一方、廃棄されたプラスチックによる海洋汚染が大きな問題になっています。 LIXILでは梱包材や製品へのプラスチック使用量の削減やプラスチックに代わる素材への転換など、事業活動を通したプラスチック削減に取り組んでいるほか、プラスチックごみ削減の啓発活動にも取り組んでいます。

2020年10月には、使い捨てプラスチック消費の削減に取り組むため、一般社団法人Social Innovation Japanの「mymizuアプリ」を活用し、社内でペットボトルを使用する代わりにマイボトルやマイカップを使用する「#mymizuチャレンジ2020」に挑戦しました。国内外2,600人以上のLIXIL従業員がチームを結成し、1ヶ月で一番ペットボトルを削減できるのはどのチームかを競いました。その結果、34,000本ものペットボトルの削減に成功し、参加者からは「開催前には全く意識していなかったプラスチック削減活動が、mymizuチャレンジを通して日常的な行動になりました」などの声が寄せられました。

mymizuロゴ
マイカップでの実践

この取り組みは、従業員が自ら企画し、身近な社会貢献活動を行う「LIXILコミュニティデー」の一環として行われ、この他にも、ペットボトルのキャップ回収や、海岸沿いのゴミ拾いなどの活動も実施されました。

千葉県での活動「野田んぼ いきもの教室」

収穫祭の様子
減農薬の田んぼで米作り

千葉県にある野田事業所と七光台事業所では、田んぼでの米作りを通して、多様な生き物が棲める環境を学ぶ「野田んぼ いきもの教室」を、千葉県野田市の水田型市民農園(野田市江川地区)で2013年度から活動しています。 野田市は、国の特別天然記念物「コウノトリ」の野生復帰を目指して、2012年より市民農園に併設する施設で飼育し2015年より5年連続合計9羽を放鳥しています。 2019年の夏の間は、これまでに放鳥した兄弟も集まり、4羽で田んぼや用水で餌取りをしています。
LIXILが作業する田んぼでも餌を探している行動が観察できました。

コウノトリが暮らしていくためには、イトミミズ、カエル、ヘビ、ドジョウといった多様な生き物が育つ環境が必要です。「野田んぼ いきもの教室」では、多様な生物の棲み家となる減農薬の田んぼで米作りし、生物多様性維持の大切さを学んでいます。
草取りの時は田んぼに棲むオタマジャクシやトンボを探し、網を持って用水にいるドジョウなどの生き物を観察しました。田んぼ作業が生き物の生息環境の整備につながり、人間もさまざまな生き物と共生、共存していることを実感しました。
2019年度は4月の田植えから始まり、草刈りや自然観察会、ホタル観察会、稲刈りまで、全6回、従業員やその家族を合わせ23家族、延べ308人が参加しました。
※2020年度の活動は、新型コロナウイルス感染症の影響で、実施を見送りました。2021年度も中止予定です。

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