LIXILの歴史を遡ると、ルーツの一つに「タイル」があります。今年2022年は、「タイル名称統一100周年」。これを記念して、LIXILでは2022年4月から「みんなのタイルアートプロジェクト」を展開し、タイルを募集してきました。皆さんの思い出のタイルから、どんなアート作品が生まれたのでしょうか?
化粧煉瓦(れんが)、装飾煉瓦など、かつてはいろいろな呼び名があった「タイル」。100年前、日本での名称が「タイル」に統一されました。タイル名称統一100周年を記念してLIXILが展開する「みんなのタイルアートプロジェクト」は、皆さんのおうちに眠る使わないタイルを集めて、アート作品として蘇らせるプロジェクトです。
募集を始めると、全国からたくさんのタイルが! タイルに添えられたエピソードに、ほっこりしたり、うるっとしたり…。タイルには、ご家族やご友人とのたくさんの思い出が詰まっているのですね。
アート作品をつくるのは、東京藝術大学大学院の中山研究室の皆さんです。INAXブランド発祥の地である愛知県常滑市でのフィールドワークを経て、創作に取り掛かってくださいました。
今回のアート作品のように、使われなくなったものに新たな価値をもたせて生まれ変わらせることを「アップサイクル」といいます。
SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」で掲げられるように、ごみの量を減らすことは、今を生きる私たちに課せられたミッション。使わなくなったら捨てるのではなく、良さを活かして長く使い続けていけないか考えていきたいですね。
完成したアート作品がこちらです。おうちで眠っていたタイルが集まって、アーティスティックな重石(おもし)40個に生まれ変わりました。今回創作に携わった学生さんたちは、アート作品として鑑賞用にとどめるのではなく、誰にでも”開かれた”実用的な作品にすることにこだわりました。実際に、この重石は、愛知県常滑市にあるLIXILの文化施設 INAXライブミュージアム内の看板・バス停やタープを支えたり、数個を積み重ねてスツールにするなど、 実用的な作品として使用されています。
お越しになる際にぜひご覧ください。
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