業務の悩みも気軽に相談できる距離感が働きやすさの理由

商品開発

トイレ・洗面事業部 衛陶開発部 大便器開発グループ

M.I / 2016年入社 
工学研究科 建築学専攻

#新卒 #LIXILでの働き方

商品を「モノ」として熟知するプロフェッショナル

私は住宅用のトイレを担当するチームで新商品の開発に携わっています。商品開発の仕事では、商品企画担当が考案した仕様を実際のカタチへと落とし込み、商品として仕立て上げていくことが業務の主軸となります。つまり社内で一番商品を“モノ”として熟知している部署であるため、不具合が発生した際には原因の分析を行ったり、現場対応や営業からの問い合わせ、改善要望にも対応します。 この仕事をする上で大変なのは、非常に細かい部分まで正確さが求められることです。私自身、もともと普段の生活では物事を感覚的に伝えるタイプだったため、商品開発の仕事をするようになって「この部品は何ミリでなければならない」といった決定打となる数値を探すことに難しさを強く感じました。最近では、「何ミリから何ミリまでの間であればその現象は起こらない」といった定量的な伝え方をすることを意識しています。

「納期」「コスト」の厳守に感じた学生時代との違い

学生時代との一番大きな違いは、納期厳守が当たり前であるということです。私は建築系の学部であったせいか、周囲では提出期限に遅れて提出をしたとしても、デザインが優れていたり、見た目にインパクトがある作品を作った人の方が高く評価されるということがありました。しかし社会に出ると、どんなに良いクオリティのものを用意したとしても、納期に1日遅れてしまった時点で全く意味をなさず、評価はされません。私は学生時代から提出期限厳守を心がけていましたが、会社の場合は納期に遅れてしまうと時には損害が発生するため、なおさら身が引き締まる思いで納期を意識するようになりました。 また、会社では利益を出さなくてはいけないため、必ずコストを考慮する必要があります。組織としての意思決定をする際はもちろん、個人がアイデアを出す段階においても絶対にコストを考慮しなければいけないという部分も学生時代と大きく異なる点です。

気軽に上司に相談できる環境で安心して業務に打ち込める

LIXILは上司に対して自分の意見を伝えることを含め、社内での意見交換がしやすい環境です。入社する前は部長という役職者をとても遠い存在のようにとらえていたのですが、現部署では週に一度の「部長報告会」を実施しています。このシステムを活用し、「新商品の形状について迷っているのでアドバイスが欲しい」「取扱説明書の案を見てもらいたい」といった業務上で抱える不安要素の解消が行われています。最終決定する前に部長の意見を聞き、軌道修正してから仕上げに向かいます。 また通常業務以外の異動に関することや個人的な相談事でも聞いてもらうという人も多くいらっしゃいます。実際に私も直属の上司に相談に乗ってもらったことがあるのですが、親身に相談に乗っていただけただけでなく、とても具体的かつ実用的なアドバイスなどもいただくことができました。非常に心強く、不安も解消され、社内に相談できる相手がいて本当に助かったなと思ったことを覚えていますし、安心して働くことができる環境がLIXILの魅力の一つだと感じています。

*所属・内容等は取材当時のものです。