新たな営業スタイルに挑戦。自分らしく、理想のキャリアとワークライフバランスを追求
営業
LWT北関東支社 LWT栃木営業所
A.A / 2014年入社システム工学部 環境システム学科
会社の制度を活用して働き方を工夫。育児休業後も無理なく営業の仕事を継続
私はWater Technologyの 栃木営業所に所属し、パイプやバルブなどの管材を扱う代理店様の営業を担当しています。具体的には、製品に関するお問い合わせへの対応や交渉、施工現場への納材といった業務を行っています。
今年5月に育児休業から復職し、現在は子育て中のため在宅勤務が基本です。スーパーフレックスタイム制度も活用することで、子どもの体調がすぐれないときは自宅で面倒を見ながら仕事をするなど、柔軟な働き方を実現することができています。
育児休業を取得する以前は毎日お客様を訪問していましたが、今は週に1~2回ほどのペースです。夫の転勤により自宅が職場から遠くなったこと、そして1歳半の子どもの子育て中であること。そうした状況を会社が考慮してくれて、担当するお客様の件数を調整してくれました。そのおかげで、お客様と丁寧に向き合いながら、無理なく営業を続けることができています。
在宅勤務の際は、メールや電話で対応が可能な業務を実施。そして出社時には対面でお話ししたい重要な交渉などを行うことで、ハイブリットワークを使い分けています。
お客様へ訪問できる日数は限られているため、その日は外回りに専念できるよう、前もってやるべきことを整理して取り組んでいます。今はまだ子どもが小さく、なかなか残業をすることができないので、退社時間までに業務を終わらせられるよう、優先順位をつけながら仕事に集中。子どもが急に熱を出したときのことを考え、期限のある仕事は早めに完了するようになるなど、以前より時間の使い方がうまくなり、メリハリのある働き方ができていると感じます。
在宅勤務が中心となったことで、メンバーと対面で話す機会は以前よりは減りましたが、週に一度、営業所全体でZoomによるミーティングを行っているので、情報共有に困ることはありません。また、お客様を訪問する際には会社にも顔を出すようにして、上司や同僚ともしっかりとコミュニケーションを取っています。
仲間と励まし合い乗り越えた新人時代。異動後は新たな営業スタイルに挑戦
学生時代は工業系の大学に通い、環境システムについて学びました。就職活動を始めた当初は、友人の影響もあって市役所や県庁の土木課で働くことを希望していたんです。ところが自分の適性に合わないと考えるようになり、大学のキャリア支援課に相談しました。
そこで言われたのは、「秋山さんは性格的に営業に向いている」ということ。私も人とコミュニケーションを取るのが好きですし、自分に合っているかもしれないと考え、営業職を募集している会社をいくつか受けてみることにしました。
その中で出会ったのが、LIXILです。トイレやお風呂、キッチンなどの水まわり製品をはじめ、窓やドア、インテリア、エクステリアのための建材製品まで、身近で幅広い商材を開発しているという事業内容にワクワクしました。
入社後は、ビル事業部のビル営業部に配属。オフィスビルや大型マンションに向けて、トイレや洗面化粧台などを納材する代理店様と、土木・建築工事の一部を請け負うサブコン様の営業を担当しました。新人のころは何をするにも時間がかかり、お客様への対応がうまくいかず思わず涙を流してしまったことも。
そうした苦しい時期を乗り越えられたのは、同じ部署の同期が支えてくれたからです。定期的に集まって仕事の相談をするなど、励まし合い切磋琢磨しながら、みんなで成長してきました。苦労を共にした同期とは今でも仲が良く、お互いの家を行き来するなどプライベートでも交流があります。
ビル営業部では約6年の経験を積み、2020年4月に現在の部署へと異動。結婚を機に転居したため、通勤のしやすさを考えての異動でした。大型物件を担当していたビル営業部のころとは異なり、異動後は戸建て住宅や学校、市役所といった比較的規模の小さな物件を担当することに。それはとても新鮮な経験で、お客様との距離感も以前より近くなり、今までとは違う営業スタイルに挑戦する良い機会となりました。
お客様にどんなことでも気軽にご相談いただける雰囲気をつくれるよう、雑談も交えながらコミュニケーションを取ったり、時には食事会をしたり。お客様に寄り添うことを大切にしながら、頼りにしていただける営業をめざし、信頼関係を築く努力を重ねています。
ライフステージが変わっても築き続けた営業のキャリア。上司や同僚の存在が支えに
営業職としてLIXILに入社し、今年で10年目を迎えました。大変なことも多かったですが、これまで楽しみながら営業を続けることができているのは、上司や同僚に恵まれているおかげだと思っています。
今の部署に異動してきたときも、周りの方々がアットホームな雰囲気の中、温かく迎えてくれたので、1週間も経たないうちになじむことができました。当時はコロナ禍の真っただ中で、社会が混乱していた時期。そんな状況で異動先には誰ひとり知っている人がおらず、担当する物件も大きく変わるため不安を抱えていました。でも仲間に支えられ、新しい環境でもやっていけるという自信を持つことができました。
また、私が妊娠中だったときには、車の運転が心配だからと進んで運転を代わってくれるなど、周囲の細やかな気遣いやサポートに助けられました。育児休業を取得した経験がある先輩から、いろいろと役に立つアドバイスをもらったことも印象に残っています。
そして育児休業中は、所長が連絡をくれて営業所の様子を伝えてくれたり、私の子どもの様子を聞いてくれたり。職場を離れても気にかけてくれていることがわかりうれしかったです。営業所の近くに行く用事があったときには、みんなが都合をつけてくれて、子どもと一緒にランチに行ったこともありました。
そうやって、私が復帰しやすいように配慮してくれたことがとても心強かったです。育児休業を終えて1年数カ月ぶりに職場に復帰するときは緊張していましたが、みんなが温かく迎えてくれたので安心して仕事に戻ることができました。
そんなふうに優しいだけでなく、私が営業として成長できるように、時には厳しく指導し、アドバイスしてくれる上司にはとても感謝しています。
お客様とやり取りを行う中で、少しでも気になることがあったら、多少手間だと思っても絶対に確認を怠らないようにすること。それは私が仕事に取り組む上で、折に触れて思い出す上司の皆さんから教えてもらったことです。
尊敬している上司はたくさんいますが、所長は私がロールモデルとしているひとり。会社としてのミッションや数値目標に対し、部下にただ指示を出すのではなく、「大変だけれど目標を達成するために一緒に頑張ろう」と、同じ目線に立って私たちをけん引してくれます。私もそうした存在になりたいと思いながら、営業として研鑽を積んでいます。
大変な仕事も楽しみながら営業職を追求。いつか組織をまとめる存在をめざして
LIXILの営業をしていて感じるやりがいは、自分が担当した仕事が形として残ること。私がトイレを納材したホテルに家族と宿泊する機会があったのですが、そのときは両親に「私が担当したんだよ」と伝えることができ、仕事に対する誇りと喜びを感じました。
出産や育児など、ライフステージの変化がきっかけで、営業のキャリアを途中であきらめてしまう女性も少なくないと思います。でも私は、そうしたやりがいを感じられる営業の仕事を、ずっと続けていきたいと考えています。
お客様からのどんな細かいご要望やお問い合わせにも、寄り添いながら丁寧に対応すること。その積み重ねで少しずつお客様との信頼関係を築き、地道にLIXILのファンを増やしていくのは、大変でもありとても楽しい仕事です。
私が働く姿を見て、「営業って楽しそう」「私もやってみたい」と、誰かが思ってくれたらという気持ちでいつも業務に励んでいます。女性の営業職として、ロールモデルとなることが私の目標です。
今はその目標に向かって、建築現場である野丁場(公共工事やオフィス、集合住宅などの大規模な工事現場)を担当する部門のリーダーになる研修に取り組んでいる最中です。営業を続けつつ、組織をまとめられる能力を身につけていきたいと考えています。
営業なので売上を追求しなければならない厳しさもありますが、子育てをしながらも、こうして私が目標に向かって挑戦し続けられるのは、やはり周囲のサポートや働きやすい環境があるからこそ。
過去に努力しても成果が出なかったとき、「秋山が頑張っているのは見ているよ」と、上司から声をかけられたことがありました。どんなときも成長を支えてくれる上司や同僚がいるので、モチベーションを高く持って仕事と向き合うことができます。
LIXILの最大の魅力は、こうした“人”の素晴らしさです。これから加わっていただく新しい仲間にも、その魅力を実感していただけると思います。楽しみながら前向きに営業という仕事に取り組める方と、一緒に成長していけたらうれしいですね。
*所属・内容等は取材当時のものです。