パラバドミントンの長島理選手からのお便り!!

長島理選手

東京2020パラリンピック
出場を目指す長島理選手

facebook twitter

日常用車いすと競技用車いす

2019.07.17

HOW TO

パラバドミントンについて初めてお話しする方に、「バドミントンは今乗っている車いすでプレーするんですか?」という趣旨の質問を受けることがあります。
答えとしては、競技専用の車いすを使用します。実際、ほとんどのパラリンピックスポーツでは、その競技にカスタマイズした車いすを使用します。今回は、日常用と競技用(バドミントン用)車いすの違いを見ていきましょう。

日常用と競技用(バドミントン用)車いすの違い

日常用車いすと競技車いすの写真を示します。

日常用車いすと競技車いす

@タイヤがハの字になっている

競技用車いすでパッと見で気づくのは、タイヤがハの字になっていることかと思います。タイヤがハの字になっていると重心が安定し、また非常に軽い力で回転することも可能になります。
なお、日常用でもハの字になっている方が動かしやすいのですが、狭いところを通れなくなるので、一般的にタイヤは地面に対して垂直で設計されています。

競技用車いすのタイヤ部分

Aブレーキがない

次に、良く見ないと気づかないのですが、ブレーキがないのも競技用車いすの特徴です。競技中、全て手の力で車いすを止めます。
それゆえ、ブレーキをかける必要がないので、始めからブレーキがついていません。

Bリアキャスター(後ろのキャスター)がある

また、リアキャスター(後ろのキャスター)があるのも大きな違いです。特に車いすバドミントンでは後ろに大きくのけぞって打つため、リアキャスターを付けて後ろに転倒することを防ぎます。より安定させるためにリアキャスターが2つ付いているタイプもあります。

競技用車いすでバドミントンをしている様子
日常用車いすでウィリーをしている様子

ちなみに、日常用車いすには、リアキャスターがついていると少々の段差が越えられなくなるので、リアキャスターがついていないのが一般的です。
10cm以下程度の段差ならウィリーをして乗り越えることも可能です。

競技用車いすはプレーヤーの手足の長さや障害の重さを考慮し、1cm単位、あるいは1mm単位で1台1台オーダーメイドで作製します。タイヤのハンドリム(=持ち手)に滑り止めコーティングがされていたり、体幹保持用のバーが付いていたりして、自分自身のプレーがしやすいようにカスタマイズされることもあります。
ちなみに日本で販売される競技用車いすは40万円ほどで、決して安いものではありません。

車いすの違いについてお分かりいただけましたでしょうか?近年では、2020年に向けて、様々なところで競技用車いすに乗って各パラリンピックスポーツの体験会なども開催されています。ご興味のある方は、お近くの体験会に行ってみてください!
きっとパラリンピックスポーツの面白さを感じられますよ!!

トップページへ戻る